お届けします! 信州の木の魅力
県土のおよそ8割を森林が占める長野県では、カラマツやヒノキを始め、さまざまな木材が生産されています。これら信州産木材の魅力を県外、特に首都圏に発信しようと、長野県では県内の木材業界と協働して販路開拓に力を入れています。
この販路開拓の中心となっているのが、県内22社の木材関連企業で構成する「県産材販路開拓協議会」と、「信州の木マーケティングレップ」(通称「レップ」)と呼ばれる販路開拓員です。レップは首都圏在住の建築士や木材業者、デザイナーなど41名からなり、信州産木材製品や家具のPR・販売、協議会と協働した製品開発を行っています。たびたび長野県を訪れて木材の生産現場などをつぶさに見て回るレップは、信州産木材の魅力を的確にユーザーにPRするとともに、ユーザーのニーズを県内業者に伝える、首都圏と信州の懸け橋の役割を果たしています。
また、信州産木材を使った住宅での見学会も、重要な情報発信の場です。協議会とレップが連携して首都圏で建設された県産材住宅は、一般ユーザーだけでなく、建築士や木材業者などのプロのユーザーにも信州産の木の魅力をPRする格好の舞台となっています。
県内のメーカーと県外の協力者の連携により、徐々に知名度がアップしている信州産の木材。新宿にはこの信州産の木材のショールームが設けられています。構造材やフローリングなどの木材から、ペレットストーブ、木のおもちゃまで、信州の木に手軽に触れることができます。
これからも展示会や見学会などさまざまなイベントを通して、信州の木の魅力を首都圏の皆さんにお届けしていきます。
【お問い合わせ】
長野県林務部信州の木振興課
電話番号 026-235-7266
信州産木材を使った住宅での見学会の様子