宮崎のランドマーク

 今や宮崎のランドマークとなった宮崎県庁。平成19年4月に東国原知事の等身大パネルを設置して以来、70万人を超える観光客が訪れています。
 昨年12月に九州で初めて県庁本館と5号館が景観法に基づく景観重要建造物に指定されました。
 本館は、昭和7年に建設された近世ゴシック様式の建物で、九州では唯一戦前から残る県庁舎です。建物内には九州島発祥の地と言われる五ヶ瀬町で採石された大理石などを使用したロビーを始め、ステンドグラスの丸窓や飾り柱などが施されています。
 5号館は本館より更に古い昭和元年に竣工した近世ゴシック様式の建物で、もともとは旧宮崎農工銀行として建設されましたが、現在は県文書センターとして、置県当初からの貴重な公文書が保管され、その内容は全国的にも有数の質・量となっています。
 本館の前庭は、県木のフェニックス、青島のびろう樹、日南海岸のアコウの木、えびの高原の溶岩、西都原古墳の埴輪、高千穂のおがたまの木が配置され、本県の観光地をイメージしたつくりとなっています。
 本館と5号館の間には、南国宮崎を象徴する樹齢約120年の楠並木の回廊があり、物産展や朝市、音楽会が開催されるなど県民の憩いの場となっています。また、夜間は本館のライトアップやガス灯の明かりが幻想的な雰囲気を醸し出しています。
 2月には、プロ野球やサッカーなどスポーツキャンプで賑わいます。この機会に、是非宮崎にお越しいただき、宮崎県庁にお立ち寄りください。

miyazaki200901.JPG

景観重要建造物に指定された県庁本館