IOCへ立候補ファイル提出

  東京オリンピック・パラリンピック招致委員会は、2月12日現地時間の午前10時(日本時間では同日午後6時)にIOC(国際オリンピック委員会)に立候補ファイルを提出し、IOCに受理された。
 提出した立候補ファイルは、日本の伝統工芸を用い、使用した和紙は職人が1枚1枚手作りしたものであり、冊子の閉じ方は「和綴じ」という古くから日本で用いられている方法で制作されている。立候補ファイルを包んだ風呂敷も日本の伝統工芸の一つであり、風呂敷に印刷してある招致ロゴの「結び」は、この「立候補ファイル」の制作に当たって完成に至るまでの、政府や関係省庁の関係者や、招致活動に関係する人たちの努力と、そして日本にオリンピックが来て欲しい人たちの心が結ばれていることもIOC招致都市担当責任者へ伝えられたとのこと。
 河野事務総長は立候補ファイル提出に当たって「各都市の計画が出揃い、これからが第2ステージのスタートだが、東京の計画は自信を持って提出できる内容のものが仕上がっている。東京の強みはアスリート第1の計画、堅固な財政基盤と安全性、確実な実行力である。世界的に不安定な時期だからこそ、自信を持って東京の計画を売り込み、招致レースを勝ち抜いていきたい。」とコメントした。
 翌13日、都庁第一本庁舎5階大会議場で、立候補ファイルに関する記者発表が行われ、国内外の多くの取材陣が集まった。石原知事は立候補ファイルの提出について「他国にできない、新しいパターンのオリンピックが出来上がると確信している。
国内外に東京の素晴らしさを全力でアピールしていきたい。」と意気込みを語り、新たな大会理念と大会コンセプトについて発表した。
 大会理念は「平和に貢献する 世界を結ぶオリンピック・パラリンピック」。平和の祭典オリンピック・パラリンピックを世界で唯一戦後60年一貫して平和を貫いてきた日本で開催することで平和の尊さを世界に訴える。また、次代の世界を担う若者たちが主役となるオリンピック・パラリンピックを通じて、世界平和を希求する日本人の心を伝える。
 大会コンセプトは「世界最高の環境 ヒーローたちの檜舞台」。世界の都市の中で最も先駆的な取組みをしている東京から、世界環境の大切さを世界に発信する。また、コンパクトな計画の下、参加するすべての選手が自己最高記録を出し得る世界最高の「檜舞台」を用意する。

tokyo200903.JPG