「子育て応援宣言企業2000社突破大会」を開催

 2月6日、「子育て応援宣言企業」が2,000社を突破したことを記念して「子育て応援宣言企業2000社突破大会」を開催しました。当日は企業の代表者や人事労務担当者、子育て応援に関心を持っておられる方など約600名が参加されました。
 大会では、子育て支援を宣言した企業の中から、育児休業取得率や短時間勤務制度利用状況など、宣言後の取組みが特に優秀な企業4社を表彰しました。また、株式会社ワーク・ライフバランスの小室淑恵代表取締役が「経営戦略としてのワーク ライフバランス~育児休業期間を職業能力向上のチャンスに~」をテーマとした基調講演を行ったほか、宣言企業の経営者や従業員の方によるパネルディスカッションでは、会場からも活発に意見が出されるなど、関心の高さがうかがえました。
 この「子育て応援宣言企業」登録制度は、企業の経営トップ自らが従業員の子育てを応援することを宣言するもので、福岡県が平成15年9月に福岡県が全国に先駆けて開始しました。
 宣言に際しては、1.育児休業が取得しやすい環境づくり、2.育児休業期間中に職場とのコミュニケーションがとれる仕組みづくり、3.円滑な職場復帰に向けたサポートの実施、4.職場復帰後の弾力的な勤務時間の配慮の四つの観点に即した具体的な取組みを示してもらいます。
 こうした登録制度も、開始から宣言企業が百社に到達するまでに2年間を要しました。しかし、その後1年4ヵ月で500社、そのわずか9ヵ月後には当初の目標1,000社を前倒しで達成、本年1月には2,000社を突破するなど、登録企業が加速度的に拡大してきました。
 「企業としても子育てを積極的に応援しなければならない。」、「女性が思い切って活躍することができる企業でなければ成長できない。」といった認識が着実に広がりつつあることを実感します。
 「子育て応援宣言企業」の取組みの次なる目標は3,000社です。いろいろな先進的取組み事例の紹介や実績優秀な企業の顕彰を行うことで、宣言するのが企業として当たり前であるといった意識の醸成に更に努力していく考えです。

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麻生知事(中央)と表彰された宣言企業