「やっぱり、ひょうごキャンペーン」で兵庫の観光地元気回復をアピール
5月16日に本県で新型インフルエンザの感染が確認されて以来、兵庫県では多くの方のご理解・ご協力を得て、感染拡大防止に取り組んできました。集団的な発生の可能性がほとんどなくなったことから、6月3日をもって「新型インフルエンザひょうご安心宣言」を発信し、ひょうごは安心して生活し、通常に活動していただける状況にあることを宣言しました。これまで全国から寄せられたご心配・励ましに改めてお礼申し上げます。
一方で、患者の発生以来、本県への出張、修学旅行、観光などの自粛や、一部では兵庫県民に対する面会見合わせなどの事例が見受けられました。折しも、本県では4月から6月にかけて兵庫が誇る多彩な魅力を全国の皆さんに楽しんでいただこうと大型観光キャンペーン「あいたい兵庫デスティネーションキャンペーン」を展開しておりましたが、関連事業に一部休止等の事態が生じただけでなく、風評被害により観光地は大きな打撃を受けるなど、早急に兵庫のイメージ回復を図ることが喫緊の課題となっています。
そこで、同キャンペーンの終了後も切れ目なく観光に注力するとともに、元気を取り戻した兵庫をアピールするため、被害を受けた観光地の市町や観光関係団体と連携してJR西日本や大手旅行会社等の協力を得て、「やっぱり、ひょうごキャンペーン」を展開することにしました。
まず、先行事業として緊急観光キャラバン隊を全国に派遣しています。6月17日から順次首都圏、近畿、北陸、九州、四国など全国を行脚し、観光大使「はばタン」や温泉地の女将、観光レディなどから編成されるキャラバン隊が駅頭などで、イベント案内や記念品の配布等により元気な兵庫を宣伝。県内の美術館や動物園などの一部施設では入場料を半額や無料にする事業も実施中です。また、7月から9月にかけて本格実施するキャンペーンでは、温泉地として有名な有馬や城崎で、川座敷を設けて夏を演出したり、川をロウソクの灯りでライトアップするなどのイベントが企画されているほか、神戸の南京町でも福袋や料理・お土産の割引等の特別フェアを実施するなど、県内各地で誘客イベントの開催が予定されています。
全国の皆さん、どうぞ安心してご来県ください。そして、これを機に多彩な兵庫の魅力とおもてなしを是非実感してください。
JR金山駅でPRする緊急観光キャラバン隊