「しがこども体験学校」の推進

 今日の子どもたちは実体験が不足していると言われており、子どもたちが豊かな人間性や社会性を培うためには、日常生活のさまざまな場面で多くの人とかかわりながら、自然や社会の仕組みに直接触れ、感じ、考える体験が必要です。
 滋賀県では、県内各地域で企業やNPO、団体などが主体となって行われるさまざまな体験活動のプログラムを、ひと・まち・自然・田んぼ・文化芸術の五つのテーマに分類し、「しがこども体験学校」として取りまとめ、全小学生に配付しています。
具体的には、琵琶湖でのカヌー教室やキャンプなどの自然体験活動を始め、琵琶湖のヨシを使った細工などの文化芸術活動や、福祉・ボランティア体験活動など、滋賀ならではのプログラムを掲載しており、参加した子どもたちから、生き生きとした活動報告が寄せられています。
 今後とも、地域の力に支えられたこの取組みを通して、子どもたちが地域の人々と交流したり、自然や伝統文化などさまざまな体験活動に参加したりすることにより、子どもたちの社会性や創造力を育んでいきたいと考えています。

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しがこども体験学校の表紙