群馬県育成品種「紅(べに)の舞(まい)」の販売を始めました
群馬県は全国第2位のウメの産地です。しかし、ウメの消費低迷などにより新たな特色のある品種が求められていました。
県農業技術センターでは果肉が赤いスモモとウメを交配し、胚(はい)珠培養により育成した「紅の舞」を開発。平成19年3月に品種登録されました。今年は榛名山周辺などを中心に本格的な収穫が始まり、数量限定で販売されました。
「紅の舞」の果実は南高梅より大きく、赤い果肉とさわやかな酸味が特徴です。また開花期は3月下旬から4月上旬で、樹勢が強く、その性質はスモモに似ています。
県では、産地の梅部会や製菓会社などと連携して「紅の舞」の特徴を生かした創作洋菓子・和菓子などの商品開発や、梅酒・梅ジュースなどのレシピの作成をしています。
今後は、苗木の増殖と栽培技術の向上による安定生産を図り「紅の舞」のPRやさまざまな商品化に向けて、積極的に取り組んでいきます。
お問い合わせ
群馬県蚕糸園芸課
電話番号 027-226-3136
ファックス番号 027-243-7202
「紅の舞」 「紅の舞」を使ったムース