「美(うま)し国 三重」に咲いた文化の花

 7月29日から8月2日までの5日間、第33回全国高等学校総合文化祭を三重県内15市町で開催しました。
 伊勢市の県営サンアリーナでの総合開会式では、秋篠宮同妃両殿下並びに眞子内親王殿下の御臨席の下、第1部は県立特別支援学校玉城わかば学園高等部による力強い太鼓演奏や、生徒代表からの心のこもった歓迎メッセージ、国際交流としてブラジル連邦共和国、中華人民共和国、大韓民国及びラオス人民民主共和国の高校生による伝統舞踊等の発表がありました。
 第2部では、倭姫命(やまとひめのみこと)が「美(うま)し国 三重」と全24部門の魅力を紹介するという演劇仕立ての開催県発表を行い、フィナーレは、出演者全員が大会イメージソング「風花(かざはな)」を大合唱し、会場の観覧者約2,600名を魅了しました。
 また、朝から降り続いていた雨は、奇跡が起こったかのように夕方には止み、伊勢神宮内宮周辺でのパレードも盛大に開催することができました。沿道を埋めた約8,000名の観客からは、華やかな演奏、演技に惜しみない拍手が送られました。
 一方、24の部門大会ではそれぞれに趣向を凝らし、三重らしさが出た大会となりました。全国初開催の映像部門では、全国から約40点の素晴らしい作品が集まり、その交流会では審査員等も参加し、映像に関する情報交換で盛り上がりました。また、同じく初開催の熊野古道部門では、全国からの参加校がさまざまな研究発表を行い、三重県が誇る世界遺産である熊野古道を巡検するなど、史跡と文化的景観を十分に満喫していただきました。
 なお、次回の第34回全国高等学校総合文化祭は宮崎県において開催されることとなっています。

お問い合わせ
第33回全国高等学校総合文化祭三重県実行委員会事務局
電話番号 059-221-0565

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総合開会式フィナーレでのイメージソング「風花」の大合唱