「いわて子ども希望基金」を活用した少子化対策

 岩手県の合計特殊出生率は全国平均を上回っているものの、出生数の減少や未婚率の上昇が続いていて、出生率の下げ止まりなど、少子化の進行に歯止めをかけるための取組みが求められています。
 このため、県では、社会全体での子育て支援策の充実を図り、少子化対策を一層推進するため、平成21年10月に創設した「いわて子ども希望基金」を活用し、地域の多様な子育て活動への支援を行うこととしています。
 これは、これまでの行政の施策や事業と一体となりながら、補完的かつ柔軟に取り組むことができる事業を新たに加えるもので、財団法人岩手県長寿社会振興財団が管理する基金のうち、10億円が原資となっています。
 平成21年度は、「未婚男女の出会いの場創出助成事業」及び「地域子育て活動助成事業」を実施します。
 「未婚男女の出会いの場創出助成事業」では、本県の婚姻率が全都道府県中45位と全国的にも低くなっていることから、結婚を希望する男女の出会いの場を創出する事業を民間団体が行う場合、その取組みを支援します。
 また、「地域子育て活動助成事業」では、地域の子育て支援活動団体や企業、NPO法人、ボランティアなどが行う子育て支援活動を支援します。
 さらに、平成22年度からは、子育てにやさしい職場環境づくりに取り組む企業・団体に対する支援も行うこととしています。 
 今後は、基金を活用した取組みの一層の充実などにより、「家庭や子育てに夢を持ち安心して子どもを生み育てられる環境」の整備を進めていきます。

お問い合わせ
岩手県保健福祉部児童家庭課
電話番号 019-629-5456