岡山県消防防災ヘリコプター「きび」が本格運航開始

 岡山県消防防災ヘリコプター「きび」が、10月26日(月曜日)から本格運航を開始します。
 岡山県には、既に岡山市消防ヘリコプターや川崎医科大学附属病院のドクターヘリ、岡山県警ヘリコプターが就航していますが、県防災ヘリが加わることで、全県的な防災力の一層の強化が期待されています。
 県防災ヘリの愛称「きび」は、一般公募で頂いた1,274件の応募作品の中から、岡山県の古称「吉備」と響きが同じで、更に「機敏に」活動する様子をイメージさせることから選定されました。
 また、機体のカラーリングは岡山県立大学のデザイン学部によるもので、消防を象徴する赤色をベースとし、「晴れの国おかやま」の空と山野、そして瀬戸内海を表す特徴的な三つの青色の円が描かれています。
 本年4月からは、本格運航の実施に向け、岡山市南部に位置する岡南飛行場内に消防防災航空センターが発足し、県内消防本部から派遣された救助隊員の訓練を実施するとともに、県内各市町村などとの支援協定の締結、緊急離着陸場などの調査、格納庫整備や必要資機材の調達などの準備を行ってきました。
 本格運航開始まで、残りわずかになりましたが、細心の注意を払って最後の調整作業や訓練を行うとともに、県内関係機関や近隣県の防災ヘリとの連携を図り、「きび」をより効果的に運用していきたいと考えています。

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岡山県消防防災ヘリコプター「きび」