福岡県産「ラーメン用小麦」の名称を決定! ~福岡ブランドに新たに「ラー麦」が誕生~
福岡は、「博多ラーメン」や「久留米ラーメン」などに代表される特色あるラーメンが多くの方に親しまれ、全国有数のラーメン処として有名です。しかし、使用される小麦粉のほとんどが外国産の小麦です。
一方、本県は全国二位の小麦生産県であることから、その優位性を生かし、平成16年から全国に先駆けて「ラーメン用小麦」の品種開発に取り組んできました。
平成19年度に、福岡の細くストレートなラーメンに最適な「ゆで伸びしにくい」小麦品種の開発に成功しました。ラーメン業者の方からは「麺にコシ、甘みがある」「歯切れが良い」など高い評価をいただいているところです。
今回、このラーメン用小麦が多くの皆さんに親しまれるよう、名称(愛称)を募集し、約1,600点の応募の中から、「ラー麦」に決定しました。ラーメン用小麦の略で覚えやすく、響きよく親しみやすいことから命名されました。また、ラー麦を「麺」に似せた1字で表現したロゴデザインも決定し、福岡県産の小麦であることをアピールしていきます。
販売初年となる本年は生産数量がまだ少ないのですが、一部のラーメン店では食べられるようになります。
今年は、134haで約五百tを生産しましたが、平成24年度には作付けを2,000ha、生産量を8,000tに拡大し、県内のラーメン店で消費される小麦の半分を「ラー麦」で賄うことを目標としています。
「ラー麦」を使った福岡のラーメンを県内外の皆さんに食べていただき、多くの皆さんに愛される新しい福岡ブランドとなることをを期待しています。
お問い合わせ
福岡県農林水産部水田農業振興課
電話番号 092-643-3473