埼玉のすべての川を清流にします!
埼玉県は、県土に占める河川面積の割合が3.9%で日本一。県民が愛着を持てる「ふるさとの川」にするため、今、川の再生に取り組んでいます。
4年間で100の川を再生
川の資源を生かし、県民が川の恵みを享受できるよう、20年度、「水辺再生100プラン」をスタート。県民参加で100ヵ所の水辺を4年間で清流に戻します。地域の住民が計画段階から参画し、整備後の維持管理にも「川の守り人」としてかかわり続けます。費用は「埼玉の川・愛県債」を発行して調達しています。
ヘドロの川に魚が戻った!
短期間で目に見える成果を出すことを目指し、モデルとなる5ヵ所を選定。その一つが県南部の市街地を流れる「芝川」です。この川は工場や家庭の排水が流れ込み、近づくのもためらわれる汚れた川でした。「何とかしたい」と立ち上がった地域住民と知恵を絞り、ヘドロを除去し、水質を浄化。川の水の汚れを植物に吸着させる植生浄化施設や、生物が住める入り江(ワンド)、遊歩道などを整備しました。その結果、悪臭は消え、魚が戻って種類も増えています。子供たちが自然と触れ合える水辺が蘇りました。
「川の国埼玉」の実現を目指して
プランは折り返し地点に立ったところ。これからも人が近寄らないドブ川が着々と再生されていきます。埼玉県は県民や企業と協力して、名実ともに「川の国埼玉」の実現を目指しています。
お問い合わせ
埼玉県県土整備部水辺再生課
電話番号 048-830-5112
ヘドロが堆積し、悪臭が漂っていた芝川 植物の力を借りた浄化施設と遊歩道で親しめる水辺に