奈良県景観住民協定を初認定!~ふるさと奈良の景観づくりのために~
奈良県では、「奈良県景観住民協定認定制度」により、住民が育て創り出す「地域の景観に関するルールづくり」を奨励しています。
この制度は、美しく風格のある奈良の景観形成のために作られたもので、地域住民が、景観づくりのため、一定の区域の建物の色彩や外観、緑化などに関する自主的なルールを定めて協定を締結した場合に、県が認定し、広く紹介するものです。10月1日、生駒市と香芝市の2地区で定められたルールを初めて認定しました。
また、この認定制度の推進のため、協定の締結・運営や協定地区内の整備などに必要な経費の一部を補助する制度も設けています。
初認定した地区
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生駒市鹿ノ台自治連合会
〈協定名〉鹿ノ台花づくり住民協定
公的スペースにおける花壇の整備・維持管理等の花づくりのルールを定めている。 -
香芝市真美ヶ丘地区自治会
〈協定名〉香芝市真美ヶ丘地区環境整備基準
低層で住宅系の土地利用を基本とする環境整備基準を定め、新たに地区内に建築するときは、計画が基準に適合することを自治会への届出により確認する。
補助制度の概要
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住民協定の締結・運営のために行う事業に要する経費を補助
〈対象経費〉会議、研修会の開催、印刷物の作成経費など。
〈助成内容〉事業費の2分の1又は上限20万円。1協定につき1回。 -
協定締結地区内で協定に基づき住民が行う事業に要する経費を補助
〈対象経費〉花づくり、緑化・植樹、生け垣の整備、街路灯・案内板の整備など。
〈助成内容〉事業費の2分の1又は上限150万円。
今後、景観住民協定が活用され、良好な市街地の景観づくりや緑豊かな住宅地の景観づくり、観光地沿道の景観づくりなど、地域の特性にあわせた県民主役の景観づくりが促進されることが期待されています。
お問い合わせ
奈良県くらし創造部景観・環境局風致景観課
電話番号 0742-27-8756
奈良県景観住民協定認定書授与式の様子