島根県オリジナルのソバ新品種「出雲の舞(いずものまい)」が誕生!
島根県の特産品である「出雲そば」は、日本三大そばの一つに数えられ、"黒くてうまみが深い"と観光客にも人気があります。
「出雲そば」の特徴は、ソバの実のデンプン質だけでなく、皮の部分も一緒に粉に挽くので、色が黒っぽく、香りが豊かなことです。
また、「出雲そば」は盛り付け方にも特徴があり、3段の器に盛る「割子そば」が有名です。
出雲そば独特の盛り付け方「割子そば」
現在、県内のソバの栽培面積は、約450haですが、品種は全国で普及している信濃1号が大半を占めています。この品種は早く収穫でき、安定した収量が得られることから、これまで栽培していた、本県特有の在来種から栽培が切り替わりました。
しかし、県内の蕎麦屋等から、「出雲そば」に適した地域固有の優良品種の育成を要望されていたことから、島根県では、平成17年度から産・学・官からなるプロジェクト組織が主体となり「出雲そば」に適した品種の育成に取り組んできました。その結果、小粒で色が黒く、香りが高いという在来種の特徴を残しながら、安定した収量を得られる島根県オリジナル新品種「出雲の舞(いずものまい)」が誕生しました。
島根の新しいソバ「出雲の舞」を使った「出雲そば」を、是非ご賞味ください。
ソバ新品種「出雲の舞」の栽培風景
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島根県農林水産部農畜産振興課
電話番号 0852-22-5109