福岡コンテンツ産業振興会議平成23 年度総会を開催 ~コンテンツ産業の拠点FUKUOKAを目指して~
福岡県には、100万本を超える大ヒット作を生み出したゲーム制作企業やインターネット関連企業、携帯コンテンツ制作企業など数多くのコンテンツ企業が集積しています。また、九州大学芸術工学部を始め、関連する教育機関から多くの優秀な人材を輩出しています。
こうした強みを生かして、本県は福岡コンテンツ産業振興会議(会長:杉山知之デジタルハリウッド大学・大学院学長)を設立し、ビジネス機会の拡大や人材の育成・確保等の様々な事業を官民一体となって行っています。
同会議は、平成23年6月3日、121企業・団体が参加し、平成23年度総会を開催しました。
総会では、数々のコンテンツ分野でプロデュースを手がけている株式会社ディー・エル・イー代表取締役の椎木隆太氏を迎え、「福岡から世界へ!コンテンツビジネスの新しい流れ」と題して、講演いただきました。その中で椎木氏は、コンテンツ分野において、アジアを中心とした海外企業は、日本を学ぼう、日本の企業と一緒にビジネスをやろうという大きな流れがある。福岡がアジアのヘッドクオーターとなることにより、アジアの優秀な人材を集めたクリエイティブな拠点となりうると語りました。
また、県内コンテンツ企業の開発事例紹介では、1.映画館ロビーにおいて専用アプリケーションを起動させたAndroid端末をかざすと、ロビー内が現実の環境とバーチャルな物体を合成した空間を作るコンテンツ開発や、2.スマートフォン向けに簡単にデコメが作成できるアプリケーションの開発、さらに、3.被災者支援において安否確認等の情報提供のほか、更に効果的なデジタルサイネージ(電子屋外広告)の活用研究について、各社から成果発表をしていただきました。
福岡県では、今後もコンテンツ産業の一大拠点づくりを目指し、コンテンツビジネスの拡大支援、交流連携の促進に取り組んでいきます。
お問合せ
福岡県商工部商工政策課 ルビー・コンテンツ班
電話番号 092-477-6431