八戸ゴールドラッシュ
平成24年12月1日(土曜日)、東北新幹線八戸駅は10周年!
この日はロンドンオリンピック女子レスリング48kg級金メダリストの小原日登美さんが一日駅長を務められました。実は、63kg級金メダリストの伊調馨さんと共に八戸市出身です。
駅では出発式など様々なイベントが開催されましたが、そこには八戸せんべい汁研究所、通称「汁゛研」の姿も。汁゛研と言えば、全国御当地グルメの祭典「第7回B-1グランプリin北九州」で悲願のゴールドグランプリを獲得。今では知名度も全国区となったB-1グランプリですが、第1回目の開催地が八戸市。言わば、八戸市はB-1グランプリ発祥の地なんです。
この八戸には豪華絢爛な三社大祭という夏祭りがありますが、2月17日~20日には「八戸えんぶり」という魅力的な民俗芸能が行われます。
えんぶりは、800年以上の歴史をもち、八戸地方に春を告げる豊年祈願の伝統行事。昔、「えぶり」という農具を持って舞ったことからこの名が付いたと言われています。稲作の一連の様子を表現しており、頭を大きく振る独特の舞が繰り広げられます。なお、馬の頭を象った烏帽子は南部が馬産地であることに関係し、たてがみの部分に神が宿ると言われています。
この舞の間には、縁起がいいと喜ばれる子どもたちの愛らしい祝福芸もあります。
また、同じ期間に開催される「お庭えんぶり」は、かがり火の前で力強く優雅に舞い、春を呼ぶ祭り「えんぶり」の魅力を感じさせてくれます。
寒い季節に開催される「八戸えんぶり」。脈々と地域に育まれてきた力強さとあたたかさ、そして、おもてなしを体感するため、是非、八戸におんでやぁんせ(いらっしゃいませ)。