入浴死・入浴事故を防ぐ施策「庄内41℃ふろジェクト」を広める!
山形県庄内保健所では、県民が自宅で安全に入浴するための方法を啓発しています。これは、2年間にわたり消防署の協力を得て、独自に入浴事故の実態調査を行った結果、入浴が原因で亡くなられた方が、交通事故による方よりも4倍以上多いことが分かったためです。また、この調査では、「高齢者に多い」、「自宅での事故発生は死亡につながりやすい」、「冬季間、特に最低気温4度未満の日に事故発生率が高い」などの特徴が明らかになりました。
主な原因は、急激な血圧変動による心疾患や脳血管疾患の発症と、長湯による脱水が考えられます。そこで、浴槽のお湯の温度を41℃以下にすること、脱衣所と浴室を暖めることを重点的に周知しています。また、長湯を防ぐことや発症時の早期発見のため、周囲からの定期的な声掛けも併せて啓発しています。
当所の取組として、リーフレットやポスターの作成・配布、全国初のポータルサイト『入浴死・入浴事故を防ぐナビ』の開設、動画投稿サイトYouTubeでの『よいふろ動画』シリーズの公開、各種イベントでの啓発、高齢者への出前講座、マスコミや市町村広報誌でのPRなど、積極的に情報提供を行っています。併せて住環境の改善を重点課題と捉え、管内関係団体と情報を共有しながら啓発に努めています。
また、実態調査の貴重なデータは、ポータルサイトから閲覧できるようにしているほか、保健医療関係の学会などの機会を捉え、県外の方々にもお知らせしています。
今後とも安全な入浴方法の普及を図っていきたいと考えています。
お問合せ
山形県庄内総合支庁(庄内保健所)保健企画課
電話番号0235-66-4736
入浴死・入浴事故を防ぐナビ:「4126navi」で検索
http://www.pref.yamagata.jp/ou/sogoshicho/shonai/337021/4126navi.html
YouTube「よいふろ動画」:「入浴事故予防動画」で検索
http://www.youtube.com/user/yamagatashohoken