兵庫県立ものづくり大学校「ものづくり体験館」が1月15日にオープン!

本格的なものづくり体験の機会と場を提供する「ものづくり体験館」

 社会構造の変化とともに、家庭や学校において、ものづくりの楽しさ、大切さにふれる機会が少なくなり、工業高校や大学の理工系学部への進学が減少しつつあるなど、ものづくり離れの風潮が見られます。
 そこで、兵庫県では、将来の進路を考える上で重要な時期となる中学生等に対し、産業の礎となるものづくりへの関心を高め、職業としてのものづくりの魅力と奥深さを伝えるため、本格的なものづくり体験の機会と場を提供するための施設として、兵庫県立ものづくり大学校「ものづくり体験館」をこの1月から供用開始します。

ものづくり体験館の機能

 ものづくり体験館には、主に三つの機能があります。
 一つは、中学校の学年単位の団体を対象とした「ものづくり体験学習」です。「ひょうごの匠(※)」やものづくり企業のOB等、熟練技能者の指導による本格的なものづくり体験に加え、技能士の技やものづくり企業の製品を集めた展示学習スペースでは、見て触れながら、ものづくりのプロセスとそこに生かされた技を体感することができます。
 二つには、個人やグループを対象とした「ものづくり体験講座」です。休日や夏休み等には、体験学習を受けた中学生向けレベルアップ体験講座や小中学生向けテーマ別体験講座、親子工作教室を、平日は一般向けワークショップなど多彩なプログラムを用意しています。また、技術・家庭科教員の研修会場としても利用される予定です。
 三つめの「特別展・企画展」では、兵庫の伝統工芸品や、地場産業の展示に加え、工作展や作品展なども開催します。
(※)技能の継承に熱意を持つ県認定の熟練技能士。中学校への出前授業「ひょうごの匠」キャラバン隊を、平成10年度から24年度まで延べ260校、36,000名余りの生徒に実施。

ものづくり大学校「姫路職業能力開発校」との連携

 本校は、ものづくり体験館のオープンに先駆け、兵庫の産業を支えるものづくりの基盤を高める新たな人材育成拠点として、平成23年に姫路職業能力開発校を開校しています。姫路職業能力開発校とものづくり体験館が連携することにより、学校教育から職業生活までの総合的・体系的な人材育成拠点として、効果的かつ特徴的な活動を展開していきます。


お問合せ
兵庫県立ものづくり大学校
電話番号079-240-7077
ファックス番号079-281-6626