~東北最大規模の秋田スギ製材工場誕生~

 平成24年4月、年間15万㎥(約71万本)のスギ丸太を処理することができる東北最大規模の大型製材工場が秋田市に誕生しました。
 本工場を運営する秋田製材協同組合(通称:アスクウッド)は、製材業、素材生産業者を主体とした34社からなり、従業員67名を雇用して同年7月から本格稼働しています。 

 本県のスギ人工林資源は、面積、材積共に全国一を誇り、これから本格的な伐採時期を迎えようとしています。
 木材加工分野における、本県の合板や集成材部門の生産量は、共に全国シェアの約2割を占める一方、製材部門は伸び悩んでいるのが実情であり、販路拡大のためには市場ニーズに的確に対応した製材品を供給する必要があります。
 大型製材工場で生産する製材品は、住宅建築部材はもとより、これまで外材主体であった集成材の材料をスギ材に転換する動きが進んでいることから、県内集成材工場向けの材料板も主力製品の一つとしています。
 今後は、本県が目指す「木材総合加工産地・あきた」の実現に向けた中核的な工場として、スケールメリットを生かし、品質の高い製材品を低コストで安定的に生産供給し、秋田スギの需要拡大による林業・木材産業の発展に貢献することが期待されています。

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