"かながわオリジナル"トマト「湘南ポモロン」誕生
神奈川県では、三浦半島のダイコン、キャベツを始め、横浜のコマツナ、県西部地域の温州ミカン等、野菜や果樹の生産が盛んに行われています。
神奈川県農業技術センターは、地産地消を推進するため、独自の新品種の育成に取り組んでおり、これまで県オリジナルの品種として、柑橘の「湘南ゴールド」や、なすの「サラダ紫」など特徴的な品種を育成してきました。
この度、これらに加え、新たにトマト「湘南ポモロン」シリーズが誕生しました。細長い形と、生食・加熱調理両方に利用できる特徴を持つイタリアンタイプのトマトです。特に、機能性成分であるリコペンなどカロテノイド成分を豊富に含み、医食農同源に取り組む本県としては、県民の健康志向に応える野菜としても期待が高まっています。
「湘南ポモロン・レッド」は、濃桃色で大玉トマトと比較してリコペンが1.5倍程度、うまみ成分であるアミノ酸が1.2倍程度含まれています。うまみと酸味のバランスが良く、サラダやトマトソテーなどに向いています。
「湘南ポモロン・ゴールド」は橙黄色でカロテノイドが豊富に含まれています。あっさりとした味と鮮やかな色を生かした、サラダやスイーツなどのデザートに向いています。
名称は育成地である「湘南」とイタリア語でトマトを意味する「ポモドーロ」、果実の形から「ロング」を組み合わせ、お菓子を連想させる可愛らしい名称としました。
今後は、このトマトの生産拡大を図り、県内の大型直売所を中心に販売を広げる予定です。
神奈川にお越しの際には「湘南ポモロン」を是非お試し下さい。
お問合せ
神奈川県農業技術センター
電話番号0463-58-0333(代表)