「λプロジェクト」展開中~津軽海峡交流圏形成に向けて~

 平成27年度末、北海道新幹線新青森・新函館(仮称)間が開業し、青森県にも津軽半島の今別町に、本州最北端の新幹線駅となる奥津軽(仮称)駅が設置されます。
 現在、新青森・函館間は津軽海峡線で約2時間ですが、新幹線開業時には新青森・新函館間が約1時間、開業2年後には最速40分で結ばれます。時間距離が大きく短縮することにより、観光・ビジネスを始め、医療、教育など様々な分野において道南との交流の活発化が見込まれることから、青森県では開業を契機として「λプロジェクト」を進めています。
 「λプロジェクト」とは、青森県全域と函館を中心とする道南地域とを一つの圏域と捉える「津軽海峡交流圏」の形成を進め、圏域内の交流の活発化を図るとともに、圏域外からの交流人口の拡大と訪問者の滞在時間の質的・量的拡大を目指す取組です。プロジェクト名は、新函館(仮称)駅から新青森駅を通って八戸駅への新幹線のルートと、新青森駅から弘前駅への奥羽本線のルートの形が、ギリシャ文字のλに見立てることができることに由来します。

 この「λプロジェクト」を推進するエンジン役となるのが、現場で様々な成功事例を生み出している民間の方々で構成する「青森県津軽海峡交流圏ラムダ作戦会議」です。この作戦会議のメンバーは、新しいユニークな視点で交流圏形成に向けたアイディアを提案するとともに、自らのフィールドで津軽海峡交流圏の形成に向けた活動に取り組んでいます。
 北海道新幹線開業は、青森県にとって3度目の新幹線開業です。これまでの新幹線開業の経験を踏まえながら、新幹線はもとより、フェリー、航空路線など、様々な交通モードを活用しつつ、道南地域と有機的に連携した「津軽海峡交流圏」の形成を進め、将来的にはこの圏域が一つの経済圏に成長することを期待しています。

お問合せ
青森県交通政策課
電話番号017-734-9152
HP http://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kikaku/kotsu/ramuda.html

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