災害から命と暮らしを守る「志」を育む~防災系学科の新設と大学との連携協定について
東日本大震災の発生から2年9ヵ月が経過しました。
本県では、児童生徒が、将来の地震や風水害、火災などの災害に的確かつ主体的に対応できるよう、災害対応能力を高める「防災教育」の推進を震災復興計画に掲げ、各種の施策を進めているところです。
その一環として、平成28年4月に宮城県多賀城高校に全国で2例目となる防災系学科を新設することとしています。
防災系学科では、震災から学んだ教訓を将来にわたり語り継ぎ、今後国内外で発生する様々な災害から命と暮らしを守るという「志」を醸成し、防災に関する基礎知識の習得を目指します。さらに、大学や研究機関、自治体等との連携による先進的な防災教育にも取り組みます。
また、この学科は、先進的な防災教育の成果を県全体の防災教育充実につなげていくパイロットスクール(先駆的な学校)としての役割も果たします。
本年10月1日、多賀城高校への防災系学科の新設を念頭に、東北大学リーディングプログラム推進機
構と「防災教育に関する連携協定」を、また、同月15日には東北学院大学と「包括連携協力に関する協定」を相次いで締結し、それぞれの大学との連携を強固なものとしました。
今後、これらの協定に基づき、大学教員による講義や実験実習指導、教材開発への支援、担当教員の育成など、多方面から本県の防災教育に協力をいただくこととしています。
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宮城県教育庁高校教育課改革推進班
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