メロン新品種「ゴールデンパール」初出荷

 メロンの新しい島根県オリジナル品種「ゴールデンパール」を今秋に初出荷しました。
 「ゴールデンパール」は、果肉が白く、食べ頃を迎えると、果皮の色が緑から黄色に変わります。とろける甘さと芳香な香りを持っており、他のメロンにない味わいが楽しめます。
 「ゴールデンパール」の名称は、果皮が黄色であること、パール種というメロンの系統であることから命名しました。
 本年は、県内産地で500個生産され、関西方面を中心に初出荷しました。今後も生産量を限定し、高級志向の消費者をターゲットに販売していく計画です。
 県内では、「アムスメロン」と「アールスメロン」が主に栽培され、特に「アムスメロン」は市場評価も高く、島根県を代表する品種になっています。2012年の県内産メロンの出荷量は682tでしたが、出荷量は生産者の高齢化や後継者不足が影響し、10年前よりも4割近く減少しています。
 島根県では、「ゴールデンパール」が、県内のメロン産地を活性化させる起爆剤となり、メロンの生産拡大につながることを期待しています。

ゴールデンパール